職場の仲間4人で富士山に行ってきました。
自分自身4~5年ぶりの富士登山、初の御殿場ルート。
が、
あろうことか、途中でコースから外れて道迷い。暗い中しゃべりながら進んでたらいつの間にかって感じで。
後から調べると、このコースは昼間でもガスや霧でコースを外れやすいみたい。夜の御殿場ルート、なかなか厄介です。
という事で、道迷いの状況を考察しつつ、顛末をまとめました。
で、肝心の登頂は・・・
福岡から御殿場へ
車で行きます。
始発の電車で福間駅に集合し、一人が財布無くしたとかほざき出すというアクシデントにみまわれつつ、6:00には古賀ICから高速に、、、
渋滞などもあり19時半に御殿場口に到着。
麓の天気は怪しかったけど、登山口標高1440m付近は快晴。7~8合目の山小屋の灯りもばっちり見えてました。
入山
早起きと運転で多少疲れはあったけど、どうせ仮眠もできんだろうという事で、20:20に出発。
スタート5分で大石茶屋を通過しました。この先7合4勺の「わらじ館」までは営業してる山小屋は無し。
背後の夜景を背に順調に進み、標準ジャストの90分で次郎坊を通過(21:50)。
この時点の気持ち。「時間もたっぷりあるし楽勝かなー」
道迷い
次郎坊から標準タイムで行けば、24:00頃に新六合に到着予定です。
22:20に標高2000mの看板を通過。この辺で登山道はジグザグになってきます。
23:00くらいまで順調に登っていくと、ジグザグがなくなり勾配が急になってきました。
恐らく、この時点でルートを外していたと思われます。
ただし、同じミスルート上には他の登山者たちも6~8人程いたので間違っているという認識は無し、という状況。
──どこで迷った?
後日整理してみると、、、
ジグザグの登山道、ブルドーザー道、下山道がややこしく入り組んでいる辺りで、多分ミス。
間違っている認識の無い自分たちは頑張って急坂を進みますが、傾斜がきついので、全然登っていけませんw
明らかに傾斜がおかしく、ここへきてやっと「これ間違っとるバイ」と認識。
復帰
周りを見渡すと・・・同じく間違いルールを歩く別パーティーと、、、遥か右ーーの方に登山者のライトがチラチラと。
あーやっぱ間違ってるやーん。
が、見えてはいるもののここから斜面を横ぎっていけるのか、真っ暗で途中の状況が全く判りません。あと暗いせいであちらまでの距離感がつかめません。
──状況整理で一旦待機
google mapを見る限り、今いるのは登山ルートと下山ルートの間ってのは間違いなさそう。
この後の行動について会議。
皆の気持ちとしては正しいコースに戻りたいで一致。が、戻る途中にえぐれてたりするんじゃ???と、すごく不安感があります。真っ暗というのは恐ろしいですね。
で、結論としてはまずこのまま登り続けるのは止めることだけは決め、
- 2人はこの場で待機
- もう2人は偵察
することに。
自分は待機組のライトが見えるところあたりで中継し、1人が先まで行きます。
山肌が波打っているのでライトがすぐ見えなくなりました。
・・・(早よ帰ってこい)
・・・(早よ帰ってこい)
・・・(早よ帰ってこい)
「ありましたー」かすかに声が聞こえてました。
ふぅぅ、助かりました。
山頂へ
そんな訳で、01:40に正規コースへ。
結局正規ルートからたった100mくらいずれたところにいたようです。
ほんでいま、ここはどこ辺りなのか?登山者に尋ねると・・・
「新6合手前ッスよ」
うーん、思ってた以上に登れてなかったみたいです。
02:35 新六合目通過
1人の疲労がやばい感じに(新6合の小屋には入れません)。
03:50 六合目通過
明らかにスピードが、、
──ご来光
4時をまわってきて空が明らんできました。(上で光っているのは月)
05:14 ご来光
これを見に来たんです。完全ではないけど、満足!
・・・標高3000m通過
05:30 7合目、日の出小屋を通過
05:45 七合4勺の「わらじ館」に到達
標準よりかなりペースは遅く進んできましたが、ついにここで1人がついにリタイア宣言。
まあ、道を間違えながらよく頑張りました。誰も文句は言えないです。仲良くみんなで下りましょう。
下山
という事で、名残惜しいけれど今回は七合四勺から下山です。
7合目からは登ってきたコースから下り分岐。
御殿場口名物「大砂走り」を歩いて下ります。
あのとき正規ルートに登らなかったらこの砂の急坂だったんですねー。判断は正しかった。
登山口は二つのコブの向こう、ガスがいい感じ。
下りは超順調に進み09:00に御殿場口の駐車場まで下ってきました。
まとめ
道間違いの影響がかなり大きく、富士登山としては無念の七合四勺でリタイア。
▼今回の富士登山全体図(クリックで拡大します)
でも事故が無くてよかったです。正規ルートを探すときは実は結構ドキドキしてました。
実際、明るい下山ルートを下っていると左の方の登山道が良く見えていて自分たちがこの中間地点を登ってきてたと思うと、今でもなぜ間違ったのかにわかに信じがたい気持ちです。
という事で、この御殿場コース、明るいときは道間違いの心配はないのですが
夜間やガス、霧の時は下山道やブルドーザー道に迷い込みやすいという事を勉強しました。
一旦逸れてしまうと、周りの状況が分からないので一歩間違うと大変なことになる。
改めて舐めて懸かっちゃいかんと反省しました。
にしても、頂上まで行きたかったーーー!
(来年リベンジか!?)