立花山は福岡市東区~新宮町にまたがる標高367mの山です。
福岡市~博多湾~玄界灘の大パノラマを見渡す眺望があり、その利から戦国時代には立花山城が築かれたほど。標高もちょうどよく、ハイキング感覚で手軽に登れることから福岡市近郊の人気登山スポットとなってますね。
そして今回の立花口コース。
立花山の登山コース多しと言えども、主役的存在。新宮町が立花山観光に力を入れているのため、駐車場やトイレなどの施設の整備具合が良いこと、コース途中の見所もたくさんで、どれをとっても間違い無しのコースになってます。
駐車場と登山口
まずは、登山口へ向かいますが、周辺には駐車場が3か所あります。登山口手前にはトイレも完備されてます。
六所宮の登山者用駐車場
新宮方向から来た場合、最初の駐車場。ここから登山口までは750m。
登山口まで距離はありますが、ここで六所宮に参拝していくのもありだと思います。ただし8台くらいしか止められないのでその場合はスルーで。
駐車場時にはトイレットペーパーも完備トイレありで、いつもお世話になっています。
駐車場にある案内図。
登山者用駐車場②
※2017/12月現在こちらの駐車場は使用できなくなっています。
六所宮から150m先にある「ようこそ立花山へ」の大きな看板の脇です
10台くらい駐車可能
駐車場から道を渡ると梅岳寺があります。このお寺も立花道雪ゆかりのお寺です。
お寺の先は集落を縫って登山口へ行きますが、案内がたくさんあります。
▼「ようこそ立花山へ」のちょっと先が、次に紹介する駐車場③との合流地点です。
登山者用駐車場③
今現在、こちらの駐車場が一番でっかくて便利ですね。
六所宮から5、600m先のみかん販売所を入っていくと、すぐ左が大駐車場になっています。
この通り3、40台は駐車できますし登山口に最も近しです。
登山口のトイレ
駐車場③から坂を上っていくと、真新しいトイレ+自販機が。
登山口への入口
新品トイレのすぐ横が駐車場①②と③の合流地点(山頂まで1240mの標識)です。
ようやく登山口に到着。ちなみにこのコースで一番きついのって登山道よりもここまでの舗装路だったりもします。
では、張り切って登っていきましょう。山頂までははざっくりと、
- 登山口~一本杉(石垣分岐)
- 一本杉~屏風岩(大クス方面への分岐)
- 屏風岩~山頂
という3部区切り。途中分岐がたくさんありますが迷うことはまずなしです。分岐についても少し触れつつ進んでいこうかと。
登山口~一本杉(石垣分岐)
東屋横にあるすごくラフな図はコースを的確に表現しています。まずは「杉」と書いてあるところを目指してスタート。
序盤は緩やかにスタート。
かなり序盤戦、登山口から2~3分くらいで修験坊の滝コースへの分岐が出現。こちらは滝を経て大クスや三日月山への縦走路とつながっています。
その先、なぎの大樹~山頂まで800mの標識を通り過ぎると水場が。子供の時はよく飲んでました。
水場を過ぎると、山頂まで600m。傾斜がキツくなってきます。タフな傾斜を登りきるとベンチがありまして、ココが一本杉、つまり石垣への分岐となります。
石垣跡へ
石垣方面に登ると、約200mで石垣が現れます。
ちなみに、石垣すぐ上が立花山と松尾山の縦走コースとなっていますので、こちらから山頂を目指すもよし。
戻りましょう。
一本杉~屏風岩
石垣分岐まで戻りまして、一本杉から屏風岩へはなだらかなアップダウンが続きます。
これといって何もなく進み、看板がやたらたくさんの分岐に着きました。ここが屏風岩です。
屏風岩の分岐
屏風岩分岐について説明を入れておきます。ここからは
- 山頂方面
- 大クス・三日月山方面。
に分岐してます。山頂方面は言うまでも立花山山頂への方角へ。
大クス・三日月山方面は大クス・修験坊の滝、三日月山・下原の各方面と繋がります。
屏風岩から2、30メートル進むと↑白い案内図が。ここで登山道はさらに上下に分岐します。
- 下が大クス・修験坊の滝コース方面
- 上が三日月山への縦走路・下原方面
というかんじ。
大クスへ寄り道
ここはせっかくなので大クスの方に行ってみましょう。↑の白い案内図から「下」に分岐すると、、、修験坊の滝コースとの分岐(合流かな)があり、ここをスルー。
すぐに、案内板とベンチがあります。
そのすぐ下に大クスはあります。「立花山の大クス」。うーん。
写真だとなかなか迫力が伝わらないですね。これは行ってみるしかない。屏風岩の分岐から5分程度なのでここはぜひ寄り道を。
屏風岩~山頂
屏風岩まで戻りまして、山頂へ。この先割と急坂ですが、あと200mほどで山頂です。
またまた分岐登場。ここは戦国時代の立花山城の遺構「古井戸」への分岐です。
古井戸の説明。
正直たったこれだけ?感もしますがw
コースに戻って、最後の登り。
山頂まで100m。
頂上直下で、またまたまた分岐です。ここは松尾山・白岳への縦走路入口で、先ほどの石垣分岐ともつながっています。
松尾山・白岳分岐から頂上は10秒。この景色が待ち受けています。
かなり脱線もしましたがお疲れ様でしたー。
最後に、立花山は人気の山なだけあり、山頂は年中登山者でにぎわっています。空気の澄んでいる日の立花山からの景色は最高に綺麗です。
また、記事でも書いている通り、石垣や大クスなど見所が多いコースので、ぜひいろいろなコースと組み合わせて登ってみることをオススメします!
以上