手持ちの片軸モーターシャーシマシンが全部遅いので真剣に調べてたら、バッチリギヤが滑っている事が判明しました。
片軸モーター車(プロペラシャフト搭載車)の不具合でよく耳にするギヤの滑り(トルク抜け)問題。先日、それが具体的にどういう状態を指すのか良くわかりました。
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そして、いちよ対策もできたっぽいのでギヤ滑り症状と対策について書いていきます。
ギヤが滑る状態とは
少し力を入れて前後輪を逆方向に回してみます。もし逆に回るようであれば「滑りの症状が出ている」状態です。
本来逆回転しないはずの前後輪は、この「プロペラシャフト」という部品の「ギヤとシャフトがゆるゆる」になっていると逆に回るようになります。
つまり、
プロペラシャフトが緩いとモーターの力がうまくタイヤに伝わらない(=トルクが抜ける)状態となり、結果スピードが出ないという症状として出る。と。
取り出してみてギヤ部を指で回してみると簡単にクルクル回っているような状態でしたーーー。
確かにこの部分にはグリスを塗るので滑りやすくなりがちなんでしょう。そう考えると、モーター+ピニオンギヤ/シャフト+ホイールでも起きる可能性有りだと言えます。
がっちり固定
緩いんだったらがっちり固定できればよいだけかな、という事で自分が施した内容は至ってシンプル。準備したものは、ダイヤモンドやすりと近頃マイブームのパーツクリーナー。
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まずパーツクリーナーでシャフトを洗浄。グリスのぬるぬるを除去していきます。樹脂製のギヤのほうも溶けない程度に軽くシュっとしときました。
そして、シャフト先端部をやすりをかけて毛羽立たせます。
凹凸を作ってやることで噛ませるという考えです。
あとはギヤを差しなおすだけ。で完成。
5分程度の作業で手では回らない程度に固定できた感じです。
ちなみに、
S2シャーシ2台+VSシャーシ1台+ARシャーシ1台の計4台すべて滑ってたんで片軸シャーシでなんかおかしいと感じたらまず、「プロペラシャフトの滑り」を疑ってみるとよさそうです。
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やっぱミニ四駆おもしろいなあ。
以上