夏休み、3日間自分だけの時間ができたので九重で2泊のキャンプ登山をしてきました。
天気予報では3日間晴れの予報が、、、ガスと1日目夜からずっーーーっと雨、風、雨、風、、、。
いろんな意味でなかなかいい経験になった足掛け3日間の登山顛末を書いてゆきます。
0日目
急に3日間空きが出来、富士山に行けないこともないなあとも頭を過りつつも、無難にくじゅうに向かうことを決定。その時点で竹田市方面は晴れの予報を確認をしました。飲んで帰ってきてから食料の買い出しをし、2時ころまで登山準備。ここでレインウェアと長袖長ズボンを忘れるという失態を。
計画は漠然と、星生山には登りたい。できれば久住山、天狗ヶ城、中岳も立ち寄りつつ、行ったことのない稲星山、白口岳に登って今後のルート引き出しのために鉾立峠経由で法華院へ向かうというものでした。
1日目、時間とガス、道迷いの恐怖
9時くらいに車で出発するも、夏休みの渋滞で牧ノ戸峠に到着したのは12時過ぎ。
時間の計画も大まかに5時間あれば法華院には着くだろうというもの。ちなみに池の小屋よりあっち(稲星~白口~鉾立~法華院)のルートは初めてです。
12:20 牧ノ戸登山口を出立。
順調に進み、星生山をとらえました。うーん、結構急そうだなあ。
13:40 最初のピーク、星生山。ここ星生山が一番景色が良かったかな。
これから目指すほうはガス気味。この時点ではさほど気に留めておらず。
くじゅう別れまで来た時点で、荷物が重いので久住山に立ち寄るのは止めにしました。いちよ、中岳と天狗ヶ城はガスが消えていれば行ってみようと決めて進みます。
御池の畔まで来ましたが中岳、天狗ヶ城はややガスっぽいのと、やはり荷物が重くて行くのをやめました。
14:45 池の小屋に来ましたが、ここから先の方向が全く分からなくなり若干焦りが、、、
うろちょろしているうちに15時。携帯を落としそうになったりと自分自身が焦っているのが分かります。
かろうじて見つけたこの標識。このあたりが焦りのピーク。奥にある立ち入り禁止の標識で恐怖が煽られましたわー。後から考えるとここが白口谷という崩壊した登山道への分岐ですね。
さて、この標識に従って稲星山へ進むか?中岳の方へ引き返すか?日没時間的にも決断せねばなりません。
このまま進んだほうが近いはず。
でも初めてのルート。。
下りは急っていってたなあ。。。
引き返すのも面倒くさいなあ。。。。
。。。。。
考えているうちに、晴れました。そして安堵感に任せて稲星山へと駆け上がりました。
迷いかけた池の小屋以降のルートをこの先の白口岳から眺めると、全体の位置関係がわかります。
さて稲星山を制した後は、稲星越から阿蘇方面の絶景が広がってましたが、再度のガスを恐れて先を急ぎました。ここは改めてまたゆっくりと来ないとイカンですな。
ちなみに稲星越から白口岳のルートも不明瞭かつ背丈以上のブッシュが生い茂っておりで結構嫌な感じでした。
そんなこんなで、15:40 やっと白口岳に到達。
眼下には、坊がつると鉾立峠をはっきりととらえ、ようやく安堵感が。しかし、、、ここから鉾立峠までの超絶急降下がまた酷いもんでした。。。
噂には聞いてましたが、急な下りと黒土のずるずるで心と体がやられたです。
辛うじて、16:20 鉾立峠 に到着。あまりの急坂+悪路+荷物の重さからの疲労でしばし座り込みました。
半袖半ズボンの体は擦りむき傷だらけ。長袖を忘れたことを激しく後悔しました。
さあ、ここからは楽勝と思いきや、、、鉾立峠~法華院のルートもハッキリせず、、、コースを外れては軽い藪漕ぎを数回、、、
ようやく九州自然歩道の標識に出会い、法華院まで出られました。ふぅ、、、疲れた!
結局結果的に、予測通りの約5時間、法華院に17:00着。久住をあきらめたのは良しとして天狗ヶ城~中岳をあきらめたのは正解やったのか行っときゃよかったのか。
以上が1日目の顛末です。
まあでももしあの時ガスが晴れてなかった引き返す判断をしてたかか?もしかしたら前進を強行して迷ってたかもしれないです。いずれにせよ、何もなくてよかったですわ。
この先、雨の2日目以降は、また。
以上