九重連山の山中にある法華院温泉
と、坊がつるキャンプ場。
単に登るだけじゃ無く、くじゅうの山の中で温泉とキャンプをゆーーっくりまーーーったり楽しむという過ごし方、めちゃオススメです。
人それぞれ楽しみ方は色々だと思いますが、法華院の山荘や坊がつるのキャンプ場を利用してこそ、九重を100%楽しめるんじゃなかろうかと。
ということで、法華院温泉・坊がつるへのアクセスと楽しみ方についてまとめてみました。
起点は長者原 or 牧ノ戸峠がベスト
まずは法華院・坊がつるへのアクセスのし方からです。
東西南北あらゆる登山ルートがある中で、メジャーなのは青線で示した「長者原」もしくは「牧ノ戸峠」から目指すルート。
あ、「法華院・坊がつる」とひっくるめて言ってますが、法華院⇔坊がつるは徒歩10分くらいなので区別せずに進めていきます。
長者原から雨ヶ池越経由で
まず最初は、長者原から雨ヶ池越を経由していく行き方。
九州自然歩道にも指定されているこのコースは、法華院・坊がつるまで一番優しく緩やか。
雨が降ると池になる、その名も「雨ヶ池」。眺望が利かないコースの中で唯一といっていいほどの見せ場です。
こんなふうになるみたいです。
長者原から2時間ほどで、そんなに標高もなく、ルートの殆どは日陰。
無難に行きたい場合には一択って感じですね。
長者原からスガモリ越経由で
同じ長者原起点でも、スガモリ越を経由する行き方は荒々しく、雨ヶ池越ルートとは真逆の特徴が。
こちらのルートは、噴煙と硫黄臭の硫黄山や北千里ヶ浜といった、これぞ九重的な荒々しい光景を拝みながら目指す感じです。
↑スガモリ越避難小屋の直前までは舗装路を登っていけるのと、そしてなにより展望が良いです。
スガモリ越まで登ったら、そこは九重登山のハイライトのひとつ「北千里ヶ浜」。ここから法華院・坊がつるへ下り返す感じです。
はい、ちょうど法華院温泉山荘の真裏に下りてくる感じ。長者原から2時間~2時間半で到達します。
あ、上の地図でも記してますが大曲という登山口から入れば20~30分ほどショートカットが可能。
牧ノ戸峠からくじゅう別れ経由で
そしてもう一つ、牧ノ戸峠から入るルート。
一般的には、主峰久住山への最短ルートという位置づけで、日帰り登山によく利用されるこのルートは、扇ヶ鼻や星生山などのピークに立ち寄りつつ進めるという意味で面白いコースとなります。
前半はひたすら↑の稜線を進み、↓の西千里ヶ浜へ。
西千里ヶ浜と向こうのピークは扇ヶ鼻。
西千里ヶ浜から星生山。
「くじゅう別れ」と呼ばれる分岐点からはひたすら下って、スガモリ越コースと合流といった感じ。
寄り道無しで、登山口から法華院・坊がつるまで3時間~ゆっくりで4時間ってところですね。
法華院温泉と坊がつるの楽しみ方
さて無事到着。その名も「法華院温泉山荘」。ここからの楽しみ方が九重登山の醍醐味です。
山小屋と思えないほど立派な佇まい。
ここでの楽しみはまず第一に法華院温泉。
まさに極楽、登山の疲れが一気に癒されます。
そして続いての楽しみは、風呂上りのドリンク&デザート。
備え付けのベンチで飲みながら、ぼけーっと一時間ほど過ごすべし。
アイスやジュースの自販機もあるので子供を連れて行ったら買ってあげましょう。
テントを持ってない場合はここでそのまま宿泊って感じで。
テント持参の場合は、坊がつるキャンプ場へ。
山荘から約10分のこちらはこれまた別世界。
フカフカの草の上にテントを張れば、寝心地は抜群。
キャンプ場の傍には川もあります。最高の水質で川遊びも可能です。
山荘で買ったお酒を頂きつつ、ちょっとした料理をしたり、、、
特段何もせずってのがここ坊がつるでの自分流の楽しみ方。
あとは睡魔に任せて眠るのみです。。。
あ、日没前と日の出前の雰囲気は最高ですよーーー。
ー時間があれば2泊3泊も
なんかこの頃は「17(いちなな)サミッツ」と云われる、くじゅうに9つある1700m超ピーク(星生山・久住山・天狗ヶ城・中岳・稲星山・白口岳・大船山・北大船山・三俣山の9峰)制覇を目指すのも密かな人気なんだとか。
最低1泊、時間が許せば2泊3泊ゆっくり時間を使って登ってみたいものですね。
以上