夏休み、3日間自分だけの時間ができたので九重で2泊のキャンプ登山をしてきました。
1日目は迷いそうになり、、、消化不良でいて優雅に贅沢に過ごした2日目、、、さて3日目は下界に帰る日。
2日目夜から下山までの顛末です。
2日目、夜
昼前に風呂に入り、午後はずっとビールを飲んでいます。 イヤホンをつけてるんで雨の音は聞こえませんがテントを流れる水滴で雨を認識。
法華院は各メーカーのビールを扱ってるんでいいっすね。
つまみは、下界から担ぐのに軽かったイカのみ。3日間の食料見積もりが検討つかず、食事系はいっぱい持ってきてたんですがね。その代わりくっそ重かったです。
たまに外の様子を見つつ。あれ、、またテントが増えてるわ。こんな天気でも上がってくる人が多いのにびっくりしました。
暗くなってきても雨は止まず。むしろ風まで出てくる始末。
あ、そういえば今回持ってきたバンドックのソロドームっていうテントですが、昨日は涼しくて快適だったのが今日は風がガンガン入るので寒い、、、。
酒のおかげでいったんは寝付きましたが、豪風とテントに打ち付ける雨の音で夜中3時には目が覚めました。
2日目の記事で少し触れましたが、3日目は日田に来ている子供を拾って福岡に帰るという用事が。12時に落ち合う約束をしてるので最低11時前には牧ノ戸に帰りたいところ。
でもこのままの天気やったら下るのはきびしいなぁ。
3日目
明るくなった5時過ぎ、何とか撤収作業ができるくらいに雨は落ち着いてきました。が、ガスは昨日よりも多め。昨日の例から言ってこのガスはなくなることはないと感じてました。
雨が降ってない今のうちにってことで撤収準備。帰りのルートはは一番近い大曲に下りようと思ってとりあえず山荘へ向かいましたが、、、
坊がつるを出た瞬間でした。本降りの雨に。山荘までの10分ほどで全身ずぶ濡れ。最悪やあ、、、
何とか未使用の着替えに速攻で着替えたものの、レインウェアもない、ザックカバーもない状況で出発したらまたすぐにずぶ濡れになります。身動きできずに山荘で待機。
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山荘を発つ人たちは結構いますが、みんな自分とは反対方向の雨ヶ池方向なので、もしかしたらこういう日にスガモリ方面って危険なんかなあ、、、迎えの逆算したら最悪何時には出発戦となあとかいろいろ考えているうちに7:00を回り、、、
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誰かほかに一人でもスガモリ方面に出発したら自分も出よう、と決めてさらに待機。
レインウェアは無いけど、そういえばブルーシートがあったなあと思い出しました。今回何故かテント用のグラウンドシートとしてでっかいブルーシートをもってきてたってことで、、、ザックとブルーシートを縛り付け、なおかつ体にも巻き付けてという不審極まりない格好で待機。
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と、7:30ごろに2人組がスガモリ方面に出発したのを機に自分も出発。
汗をかいたら体が冷えるのでなるべくゆっくり進みます。同じタイミングで出た人たちはすぐ見えなくなりました。
北千里ヶ浜に差し掛かります。ここは初日のようにだだっ広いところなので方向感覚を失わないように進まねばなりません。30mほどの視界しかなく、正直めちゃ恐怖でした。もうちょいペンキの間隔を狭めていただきたいと思った個所も多かったです。
ただし、ブルーシート装備が功を奏し何とか風雨からのダメージは最小限に抑えられてます。写真を撮る余裕のある自分がいることに、焦ってない自分自身を感じ安心するという変な感覚を覚えました。
こんな格好で進んでいます。
スガモリ越が近づくにつれ、半端ない風が、、、
なんとか迷うことなく分岐に到達。ただし峠のほうは全く視界無し。そして暴風。
避難小屋で休憩をと思ってましたが、ここって壁無いんですね。全く雨風しのげないのですぐに出発。この時点で時間はまだ8:15くらい。あとは下るのみ。この調子なら9時には大曲出られるかな。
難所スガモリ越は通過したけど、ここからの下りに難儀しました、、、
そして、やっと硫黄山道路が、、、ふう助かったああー。ここまで来たらあとは歩きやすい車道。
7時半に法華院を出たので、、、標準的な速さでで2時間半、、、雨やし汗かきたくないから3時間はかかるかも、、、とも考えてましたが意外や意外でした。
大曲は初でしたが、この棒が目印のところから道路をそれて問題なく進めました。かなりツルツルで滑りやすい道でしたが。
でなぜか、下り終わろうとしているときに晴れ間が。
なんで今や?ですが、まあいいや。
おーこれが世に聞く大曲の梯子ですね。車道もすぐそこに見えてます。
出ました!!!大曲!
あとは車を停めてる牧ノ戸峠まで、、、30分ほどかかりました。
そして、9:40 牧ノ戸登山口到着。行動完了!
レストハウスでゆっくり過ごして子供たちの待つ日田へ向かいました。
3日間を終えて
ちょっと今回のキャンプ登山は、計画・準備不足からくるミスと、全く予想していなかった悪天候により、たくさんの反省点と多少の良かった点がありましたのでまとめてみました。
反省点
- 長袖長ズボンを持っていかなかった。
- レインウェアを忘れた。
- 1日目のルート計画と、入山時間は舐めすぎ。
要検討点
- メッシュのテントは夏でも寒いときは寒いことも。
- 荷物が多すぎたかも。(特に食糧は余った)
- 食料の見積もりは妥当だったか?
- 登山に傘はあってよいかも。
ギリ助かった点
- 薄いシェルは持って行ってた。
- (まぐれで)ブルーシートを持って行ってた。
- (まぐれで)ゲイターを持っていってた。
良かった点
- 携帯のバッテリーをたくさん持って行ってた。
- 山と高原地図アプリで九重の地図を購入済みだった。
- 上記アプリの現在地機能の使い方を学んだ。(これは良い)
- 自分のようなニワカ勢でも問題なく2泊できた。
とまあ、ほかにもいっぱいありそうですが、良い点悪い点含め経験値がぐっと増えました。でも反省点に関しては基本中の基本なのであまり山を甘く見ないようにしようとは思いました。
なにより、結果、事故が無くてよかったです。
長くなりましたが、以上が2019年夏の坊がつる登山キャンプ3日間の顛末です。
以上