トランギアのメスティン。
今更説明不要の万能クッカーですが、炊飯に最適という事で日本のアウトドアラーの定番品になってますね。
そんなメスティンで、アウトドア~単身赴任中合わせて300回以上米を炊いてきた自分が基本の一合を炊く方法の基本とコツまで事細かく解説したいと思います。
これから書いていく通り炊けば、メスティンで初炊飯という場合でも、焦げ無し生煮え無しで旨い米が炊ける筈。
工程は3段階、時間は75分
まず、メスティンに限らず飯盒全般で旨い米を炊きたい場合「前準備(吸水)→ 炊飯 → 蒸らし」の3段階のプロセスで、時間にして75分は必要です。
そしてポイントは、
- 「炊く前にしっかりと米に水を吸わせる(吸水)」
- 「炊飯後の蒸らし」
だけしっかりやればOK。難しいと思われがちな火加減と時間はテキトーで大丈夫です。
前準備
──米も水も180cc
まずは「米1合を炊く場合の水の分量は180cc」これを覚えておきましょう。水は少し多めが良いだの色々情報がありますが、一旦そういったゴタクは無視で。繰り返します。
「米も水も180cc」
男は黙ってこれだけ覚えておけばOK。因みに、米1合=1カップ=180ccなので炊飯は全て180ccとだけ覚えておくと便利かなと。
蛇足ですが、外で炊飯する場合 半合(90cc)/1合(180cc)目盛り付きのシェラカップがあると非常ーーに便利かなと思います。
ー吸水は長い方が良い
そしてポイントの吸水。洗米後は最低30分間は米を水に浸け吸水させると良いです。ココを怠ると芯のあるご飯になりますのでこれは絶対やりましょう。逆に、浸け過ぎという事は無いので、別に一晩つけても全く問題なし。
米1合と180ccを入れるとグロメットの大体半分くらいの所。この状態で30分暇つぶし。
とにかく水の量に関して細かく気にしなくて大丈夫。ここまでは全く問題ないですね。
炊飯
十分に水を吸わせたらいよいよ火にかけますが、難しいと思われがちですがここは適当で。但し一応ポイントとして挙げるならば「弱火かつパチパチ言い出したら火を止める」事。焦げ付きだけは一番避けたいので。
世に言う『はじめちょろちょろ(弱火)と中ぱっぱ(強火)』とかは無視で。かつ、火に掛ける時間も一概に言えないので、この際無視。弱火でも10分~13分で火は通ります。
点火後はできる限り弱火をキープ。しばらくすると沸騰、ふたの隙間から蒸気が吹き出し、水があふれてきます。あ、言い忘れましたが蒸気の圧でふたが取れないよう何かしら乗せておいた方が無難。
はい、しばらくすると水の溢れが収まり、米の炊ける炊飯器のあの匂いがしてきます。
さらに少しするとパチパチチリチリと音がしてくるので、その後良い感じで火を止めるのがベスト。と言っても慣れないうちは見極めが難しいので、パチパチチリチリ音がし始めたら30秒~待って火を止めるでOKです。
少々早い気がしても焦げたら最悪なので心配になったら早めに火を止める方が無難。しっかりと吸水し、この後の蒸らしさえすれば概ね大丈夫ですのでご安心を。
蒸らし
ここまでくればもう安全。あとはポイント②の蒸らし。タオルなどでぐるぐるに巻き、保温状態にしたら逆さにして30分待ちましょう。
若干火にかける時間が短いかなと感じても蒸らすことでしっかり柔らかなごはんになりますのでご安心を。ここを失敗する人はきっと居ないでしょう。
完成
はいそういうわけで、開けるとこの通りふっくら旨いごはんの炊きあがり。
いつも通りの通り旨い米が炊けました。
という訳でまとめると、基本はこれだけ!
- 米一合(180cc)
- 水1カップ(180cc)
- 給水30分
- 弱火
- パチパチチリチリ後30秒
- 蒸らし30分
慣れてきたら水加減、火加減など自分なりの法則を見つけてみてください。
以上
コメント
こんちわ。メシ炊き参考になりました。
村氏30分凄いですね。初耳でした。
やってみます。
ありがとうございます、蒸らしは超超重要ですよ!